デンマークの教育事情の記事をコピペ
niftyがやってる“大人の知的好奇心を刺激する
コミュニケーションサイト”『語ろ具』というサービスが終了するらしい。
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2005年3月30日(水)にスタートした「語ろ具」(ごろぐ)ですが、スタートから丸4年となります2009年3月31日(火)の記事を持ちまして最終更新とさせていただき、それ以降は記事更新を停止させていただくことになりました。
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記事はまでしばらくは読めるようだけど
この↓記事が刺激的でおもしろかったので、緊急避難的にコピペしておきます。
著者さんに無断でかなりの部分をコピペしているのと、
写真もステキだったので、
読めるうちはぜひ、元記事でお読みください。
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●自立を尊重する教育~デンマークの素顔8~
(略)
OECDが行う国際学習到達度調査(PISA)で常に日本よりも下位に位置するデンマークですが、個を認め、自立を尊重する教育、が徹底して行われてきた結果、「幸福度世界一」にこんな小国を押し上げてきたのです。
(略)
■真冬でも屋外で昼寝
落ち着いた保育ママに子供も安心
この国で0から3歳までの保育を支えているのは保育所ではなく、保育ママ。保育経験があるお母さんが自宅で最大5人までの児童を預かるシステムです。保育ママになるには、13週間の講習を受けなければなりません。家庭でのアットホームな雰囲気の中で経験豊富なお母さんに子供を預かってもらえるので親も安心。さらに、保育サービスを提供する側の自治体も、施設を維持する費用はかからず、コスト削減ができるとあってうれしい限り。そんな両者の思惑が一致して、現在では3歳までの保育は大都市の一部に保育所が残る程度で、保育ママがデンマークでは一般的です。
保育ママは通常、午前6時半から午後4時半まで預かります。親の負担は毎月最大4万円あまり。世帯の総所得によって控除を受けられ、物価も日本よりは格段に高いことからすれば、さほど大きな負担とはいえません。
(略)
■クラスもカリキュラムもなし
3歳になると、今度は幼稚園に上がります。ここで注意してもらいたいのは、幼稚園とは日本の幼稚園とは異なります。3-6歳までの子供を保育する場所です。デンマークには日本のような、未就学児童の教育機関である幼稚園と、働くお母さんへの育児支援施設である保育所、のような2大潮流は存在しません。そもそもデンマーク人は「子供は学校に入学するまでは遊びながら社会性を学び過ごす」という考え方がいまでも一般的で、「早期教育」という考え方はほとんど存在しません。従って、幼稚園は、日本でいえば保育所のようなものですが、3歳児から預かる場所、と理解してください。
幼稚園では、通常は年齢別にクラスは分けません。むしろ3歳から6歳までの縦割りでグループに分けるのが一般的です。しかし、グループそれぞれが同じことを一斉にするようなカリキュラムはまず存在しません。くまさんグループは午前は森に行こう、うさぎさんグループは午後室内でいよう、というぐらいのおおまかなプログラムはありますが、室内にいる場合は、ある子は絵を描き、別の子は絵本を読んでもらう、などのようにインディヴィジュアルです。そうした活動を、幼稚園の先生はくるくる回って手伝ってあげる、という様子です。子供たちはこの年齢から、上からのお仕着せをただこなす無機体としてではなく、自分で決める有機体として育てられるのです。
■遊びを通してソフトランディング
子供は6歳になると一般的には国民学校(日本の小中学校に相当)に入学できます。「一般的には」と書いたのは、デンマークでは年齢によって社会を輪切りにするという感覚が本当に弱いのです。年齢ではなく、その個人個人の状況に応じて、グループ分けしていきます。例えば、6歳になっても、その子供の成長がそこまで達していないと教師や親が判断した場合、もう1年幼稚園で過ごすこともよくあります。また、8月の入学式時点で、5歳であっても、成長の度合いがすでに6歳の子と同じであれば、または1、2か月後には誕生日を迎えて6歳になるというのであれば、入学できます。わが長男が入学したときは、同じくクラスの生徒16人(法律では1クラス最大28人まで)の児童のうち、6歳が10人、5歳が4人、7歳が2人でした。
日本でならば、年齢で輪切りにされ、レベルがあわずにその輪から外れればそこで「落ちこぼれ」「はみ出し者」のレッテルを張られ、みなそれを恐れて無理やり一緒に進んで行こうとしますが、デンマークでは「個人」が尊重され、たとえ、1年2年早かろうが遅かろうが、全く問題にされません。それが当たり前のため、劣等感も芽生えません。
デンマークの国民学校には1年生の下に幼稚園クラス(0年生とも呼ばれます)があります。この学年では、幼稚園でそれまで自由奔放に育ってきた子供たちがこれからの学校生活にソフトランディングできるよう、学校での規則ある生活などを1年間かけて学んでいきます。日本でも、小学校1年生では、生徒が45分間席にじっとしていられず、立ち歩いてしまったり、時間の間隔がおろそかになったり、という問題がしばしばあることを聞きますが、デンマークでは幼稚園クラスでこうした問題を解決していきます。特に授業は、遊びを通して、というのが理念に掲げられており、例えば、アルファベットのAを覚えるのに、Aが付く名前の子を探す遊びをするようなことが行われています。
■入学試験がない
国民学校は0~10年生まで。約半数の子供は9年生で卒業し、高校や職業専門学校へ進学しますが、10年生では、9年生で卒業するよりももう少し勉強したい、進路を思い迷っている、という子供が行きます。これもまた、10年生に行ったからといってコンプレックスを抱くような子供はまずいません。
日本で言う高校へは約5割、職業専門学校へは約4割が進みます。しかし進学するのに入学試験はありません。9年生のときに受ける全国一律の主要科目を網羅した「出口試験」の結果を添えて出願します。とはいえ、よほどこの試験が悪くなければどんな学校でも行けます。また、高校側にも目安としての定員はありますが、これを超えても、出願者が入学のレベルに達していれば受け入れなければなりません。ここにも「個人」に応じたサービスを提供するというデンマークならではの姿勢が見えます。よほど成績が悪かった子でも、一般の高校へ進みたいのならば、10年生でもう1回悪かった科目の試験を受けなおすことができます。デンマークは、やり直しが何度でも効く世界なのです。
高校から大学などの高等教育へ進むときも、試験はほとんどの学校でありません。これまた、高校1年生で1科目、高校2年で2科目、高校3年で7科目、と決まっている全国一律の試験を受け、その結果をもとに、大学などへ出願します。しかし、この試験の結果が大学のレベルを満たしていなくても、卒業後も悪かった科目の試験だけまた受けなおすことができます。そうした成人のための教育機関も完備されています。
また、デンマークでは高校卒業後、1、2年間ほど世界を旅行したり、アルバイトしたりして過ごすのが普通です。卒業後すぐに進学する者はほぼ皆無です。この間の経験は、上級学校へ進学する場合、入学審査にポイントとして加味されます。例えば、幼稚園教諭になりたい場合、この間に幼稚園で無資格でアルバイトを経験すれば、学校側は「この子は成績はボチボチだが、幼稚園の教諭になる意欲がある」として入学を認めるという具合です。
■どんな教育でもタダ、かつ資格社会
デンマークでは教育費はすべて無料です。大学などの高等教育でも、医学部であろうと、理工学部であろうと、すべて無料です。そのうえ、学生は学業に専念すべし、として、返還しなくてもよい奨学金のような手当が、あらゆる学生に国から渡されます。月あたり最大8万円程度です。また、25歳以上であらたに資格を大学で取り直したいという場合、家庭をすでに持っていたりすれば、倍額の手当をもらうことが可能です。
こうしてデンマーク人はなにがしかの資格、自分の専門性を獲得していきます。あるデンマーク人の言葉です。「デンマークはどこの大学を出たという学歴で区別される学歴社会ではない。しかし、なんの資格を持っているかで区別される資格社会とはいえるかもしれない」。まさに言い得て妙です。資格社会とは、実力が優先される社会とも言えるのではないでしょうか。
冒頭でも述べましたが、PISAの調査で順位が上下することに一喜一憂する日本に対し、毎回の調査で常に日本の後塵を拝しているデンマークですが、「あれはひとつの調査結果さ」とあっさりしたものです。調査はひとつの結果を表しており、それは事実です。しかし、その調査で上位の国が、国民が満足する住みやすい国を作っているか、というと必ずしもそうではないはずです。日本は順位よりも質を重視する国となってほしいと思っています。
文・写真/銭本 隆行
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教育費のことや、年齢で無理無理区別されることのない学年の概念、教え方、
そして、資格に関すること……
いろいろ学ぶべきことが多いと思う。
とてもためになる記事でした。感謝。







