岡田利規×安部公房『友達』
三軒茶屋・シアタートラムで
岡田利規×安部公房『友達』 の舞台をみてきました。
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2008/11/post_127.html
1967年初演の安部公房の戯曲を
新進気鋭の「チェルフィッチュ」の劇作家が再演するもので
おもしろかったですよ。
独り暮らしの会社員の元に
まったくの赤の他人の大家族が、深夜訪れ、
するするするっと入り込み
なしくずしに部屋、給料、彼女、人生……
次々、とりこまれていってしてまう……という、コワ~イお話。
宗教とか洗脳セミナーとか、家族監禁とか
似た犯罪がちょっと前あったりもしましたよね。
そういう意味でも、初演がすっごく昔なわりに、
すごくイマドキなテーマでありました。
(☆余談ですが、初演時は祖父の役は祖母だったらしい。
孫娘に対するセリフでいくつか違和感があったのですが
祖母だったとすると氷解……。)
出演者も実力派そろいで
「大駱駝艦」の麿赤兒、「天井桟敷」の若松武史、「青い鳥」の木野花
そして、CMの殿、新劇界の実力派・今井朋彦など、見事に豪華です。
しかもその9人が、あんまり広くない舞台の上にミッチリ……
主役の青年を囲んでそれぞれがセリフがない瞬間も、たいへん見事に存在感を自己主張し続ける
あの戦いぶりも、まったく豪華というか過剰な密度で。
まぁ、テンポは全体に妙な間延び感があって
ねっとり客席に出演者が視線を走らせ挑発し続ける演出とか
イヤぁな不穏な空気感を漂わす効果はあるんですが、
さくっとすすめてほしいところもありました。
それから
帰宅後に元の小説と戯曲を読みましたが
シナリオのセリフはほとんどそのままなのね。
これは現代風にアレンジしてもよい箇所もなきにしもあらず。
とはいえ、
久々におもしろかった舞台でした。
『友達』
2008年11月11日(火)~11月24日(月)
※休演日11月17日
会場:シアタートラム(東京・三軒茶屋)
脚本:安部公房
演出:岡田利規
出演:
小林十市
麿赤兒
若松武史
木野花
今井朋彦
剱持たまき
加藤啓
ともさと衣
柄本時生
呉キリコ
塩田倫
泉陽二
麻生絵里子
有山尚宏
料金:
一般5,000円 TSSS会員2,500円
友の会会員割引 4,500円 世田谷区民割引 4,700円
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